全国の空き家件数は年々増えています。売却や賃貸に出す予定もなく放置されている空き家も少なくありません。
それだけに、景観の悪化、不法投棄、犯罪リスクが高くなる問題が懸念材料です。
解体するにも費用がかかるといった理由で、処分しづらくなった空き家を抱えているならリノベーションで新たな活用を検討してみましょう。
空き家をリノベーションするメリット
空き家のデメリットは先に紹介したような問題点ですが、リノベーションすることで、間取り、内装、設備を大幅に変更できます。住まい全体の性能を向上させることがメリットです。
また、築年数が経過して老朽化が進んだ空き家の場合、耐久性や耐震性に不安が募ります。
環境と家計に優しい省エネ住宅へリノベーションすることが可能です。
リノベーションすることで、空き家が新築のように生まれ変わることが1番のメリットです。
それによって、売却する際にも買い手がつきやすくなります。
住まいとして活用したり保有するにしても、資産価値の維持につながっていきます。
リノベーションによる活用方法
現在、国も巻き込んで空き家のさまざまな活用方法が検討されています。
ぜひ、資産運用として空き家を活用してみてはいかがでしょう。
ここからは、空き家の活用方法についてご紹介します。
レンタルスペース
空き家の有効活用として注目されているのが「レンタルスペース」です。
使い方ひとつで人が集まり、過疎化が進む地域に活気が生まれるきっかけとなることもあります。
ギャラリー
ギャラリーとしてさまざまな作品を展示するケースもあります。
ショップ会場
ギャラリーに通じる活用方法で、ハンドメイド作品を販売するためのスペースとして活用できます。
リノベーションした本人が利用するだけでなく、店舗を構えるよりも気軽に販売業にチャレンジしたい方へ貸すこともできます。
イベント会場
こちらもショップ会場のように、歌や楽器などのコンサート会場として活用したり、トークイベントの会場として利用することが可能になります。
多くの空き家は古民家。その良さを活かし、ライトアップをしてノスタルジックな雰囲気を作ることもリノベーションなら可能です。
地域のコミュニティスペース
子ども会のイベント会場、自治会の集まりなど、地域交流のスペースとして活用することができます。
なお、空き家を活用できるのは所有者だけではありません。
企業、個人、自治体などが、地域活性化のためにスペースを探している場合もあります。
両者をマッチングさせ、空き家をレンタルスペースとして活用できるサービスもあるほどです。
リノベーション工事について
リノベーションはリフォームよりも工事の難易度が高めです。
そのため、専門業者を選定しなければなりません。
予算内に収めることができるか、希望や要望を汲んでくれるのかなど、さまざまな観点から相談できるのは専門業者です。
リフォームでなくリノベーションの実績豊富な専門業者に相談することをおすすめします。
おわりに
空き家をリノベーションすれば、住宅として住むことや、賃貸物件として貸し出すことができます。
老朽化する建物のデメリットをメリットに変える素晴らしい工事です。
レンタルスペースとしてそのまたの状態の空き家を貸し出すより、貸し出す前に空き家にリノベーションを加えます。
壁を撤去して広いスペースを作ったり、2階の床を取り払って吹き抜けをつくったり、間取りを自由に変えたりすることで、幅広い活用方法が生まれていきます。
ぜひ、この情報を参考に考えてみてください。