注文住宅の魅力は、思い通りの理想の暮らしが叶うことです。
建て売り住宅は比較的リーズナブルですが、注文住宅のように自由ではありません。
少し高額でも、長く愛せる家が完成するならお得です。ただ、一歩間違ってしまうとその後の暮らしが辛くなります。
居心地良く暮らすためにも家づくりは失敗できません。
 

1.間取りを考えた家づくり

家づくりにはいくつかポイントがあります。まず1つが間取りです。
間取りが良くないと暮らしにくくなり、家族の笑顔が消えてしまいます。
快適度に大きく関わっているので、動線の良い間取りを設計しましょう。
例えばお買い物をして帰宅した時、真っ先に荷物を冷蔵庫のあるキッチンまで運び手を洗います。
キッチンのシンクで手洗いするケースもありますが、やはり洗面所で手を洗うのが基本です。
キッチンと洗面所は扉でつながっていると良いでしょう。
また、学生のお子さまがいる場合、クラブ活動やスポーツなどで汚れた衣類をそのまま洗濯用のかごに入れられるよう、
玄関の近くに洗濯機がある洗面所があると好都合です。
これらのことから、やはり玄関の側に洗面所を設置するのがベストと言えます。
使い勝手が良くないと行ったり来たりを繰り返すと、ムダな時間を過ごすことになります。
家づくりの際は、物事がスムーズになる動線を考慮しましょう。
 

2.コンセントの位置と窓と照明

生活スタイルが変わると家電が増え、コンセントの位置に困ることもあります。
建てた時点では事足りていても、時代は流れコンセントがもっと欲しいと思う例も少なくありません。
コンセントは増設もできますが、将来的を見据えて多めに設置するのが家づくりのポイントです。
また、リビング、寝室、キッチンなど各部屋に設置場所に適した位置があるのでわきまえておきましょう。
キッチンは冷蔵庫の場所や家電を考慮し、高めに設置するのが一般的です。
リビングも掃除機など使用する家電に合わせて設計しましょう。
また、エアコンなど電圧の高い家電がある場合は、それに合った容量も配慮しなければなりません。
また、窓や照明も家づくりのポイントです。
階段や玄関に窓がないと昼間から照明を点灯しなければなりません。
細かい部分もこだわりましょう。
寝室は後回しになりがちですが、深夜交通量が多い場所だと音が気になってしまいます。
また、収納スペースに手を抜くと小さすぎて不便に思うこともあります。
収納するものを考えて、スペースを決めましょう。
お子さまの成長も家づくりのポイントになります。
友人を招く機会が多い人もいれば、ほとんど部屋で過ごす時間がない人もいて、ライフスタイルに合わせるのが一般的です。
 

3.環境を踏まえた家づくり

家づくりは、外観や内装のほかに土地選びもポイントです。
どんなにオシャレな住宅を建てても、環境が良くないと優良とは言えません。
駅からの距離やバスがあれば行先や本数、まわりにある建物やお店などもチェックしておきましょう。
この先建設の予定がある建物があれば、その確認をしておくのがベタです。
また、地盤が弱い場合は改良のために工事が必要になることもあります。
安心して暮らすためにも、地盤の良し悪しは外せない条件です。
そのほかにも、日差しの当たりかた、風通しなども確認しておきましょう。
実際に住んでから風通しや日当たりが悪いと気がつくこともあります。
カビを発生させないためにも重要です。
 

家づくりのポイントは間取りと設備と環境です。
間取りが良くないと暮らしにくくなりムダな時間を過ごすことになります。
設備が整っていないと物足りないし、環境が良くないとその先が不安になります。
安心して暮らすために動線が良い間取りをつくり、将来を見据えた設備を整え快適性を高めましょう。